新入社員への活用事例

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新入社員への活用事例

サービスマイスター認定資格制度
●なぜ、成長スピードが向上するのか?

 新入社員が入社時にサービスマイスター制度を適用することによって、その社員の成長スピードが向上する理由は、接客スキルの標準化と体系的な育成が実現するからです。

■スキルがあいまい?
 新入社員にとって、最初に覚えるべき仕事はお客様への接客ですが、この接客には店舗のルールや付帯サービス、遊技設備の操作方法などの基礎知識が含まれます。しかし、接客サービスそのものには明確な基準が存在しないことが多く、どの程度のサービスが提供できるのか、またどの程度のスキルを身につけたのかが曖昧になりがちです。これが新入社員の成長を阻害する要因、多くはモチベーションの低下につながる要因の一つです。

■明確な基準
 サービスマイスター制度を導入することのメリットに一つは、接客サービスにおける具体的な基準が明らかになることです。この制度は、新入社員に求められる接客スキルのレベルを客観的に評価し、どの部分で課題があるのか、またどの部分で基準をクリアしているのかを明確にする役割を果たします。これにより、新入社員は自分がどの段階にいるのかを具体的に把握でき、次に何を改善すべきかを理解することができます。

■フィードバックが循環する
 さらに、この制度を通じて、新人の指導者も的確な指導が可能になります。サービスマイスター制度の受験結果を基に、新入社員が今後何に取り組むべきかが明確になるため、指導者は個々の進捗に応じたアドバイスやトレーニングを行うことができるようになります。このように、体系的な評価とフィードバックがあることで、新入社員は目標に向けた具体的な行動計画を立てることが可能となり、効果的な成長が期待できるのです。

■事例紹介
・地方中核都市で8店舗を経営する会社さまです。新卒新入社員採用は、8年程度継続されていました。サービスマイスター導入前にブラザー制度を始められていました。しかし、目標は立てていたものの「お客様に名前を知ってもらう」「お客様から”ありがとう”の言葉をもらえるようになる」などの若干あいまいな目標となっていました。先輩社員も「目を見て、笑顔でしっかり挨拶をお客様とすること」と指導されていました。



・その目標や指導内容自体は悪いとは思いませんが、新入社員にとってはどのようにすれば、そうなれるのか、よくわからないのです。つまり、ホールにおける接客の全体像が理解できていなかったのです。

1.目標設定が明確に!
サービスマイスター制度を導入し、入社から1年でシングルスターに合格するという目標が設定されるようになりました。そのために必要なスキルや知識を身につける内容が明確になりました。業務開始後や日々の振り返り時においてロールプレイングを行い、その内容を実際の現場で応用することで、接客を身につけていくプロセスが明確になっていき、新入社員の下がりがちだったモチベーションを高い状態で維持することができました。

2.コミュニケーションが盛んに!
・また、サービスマイスターの受験は一人ではありません。みんなと切磋琢磨しながら、ワイワイ話をすることで、より濃密なコミュニケーションも生まれたのです。

3.継続的なスキル向上
・受験後には、苦手な部分を振り返り、その改善に取り組みました。その改善も、その新入社員の目標として設定し、継続的にスキルを高めることができるようになったのです。

■仕組みの構築
 この制度は、新入社員にとっての明確な成長の指針を提供するだけでなく、企業全体にとっても大きなメリットをもたらします。新入社員が標準化された高い品質の接客スキルを習得することで、顧客満足度が向上し、結果として企業のブランドイメージや競争力が強化されます。サービスマイスター制度は単なる評価制度ではなく、社員の成長と企業の発展を支える重要な仕組みとして機能し始めるのです

 このように、新入社員に対してサービスマイスター制度を早期に適用することは、彼らの成長を促進し、接客スキルを効果的に習得させるだけでなく、会社全体のサービス品質を向上させるための重要な手段となるのです。


一般社団法人サービスマイスター協会
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